独身で生きていくために必要なお金
今や独身が当たり前になりつつある現代社会ですが、独身で生きて行くならどのくらいのお金が掛かるのでしょうか?生活に掛かるのはもちろん、病気や怪我だったり万が一の為の貯蓄は必要になるでしょう。住む場所にもお金は掛かります。老後のお金も大切です。いくら掛かるのかを具体的に考えてみましょう。
病気や怪我をした時に掛かるお金
人は生きて行く上で病気や怪我になることがあります。もちろんそのようなことに全く関係ない健康な方もいるでしょうが大半の人は病気や怪我をしますから、そのような時に医療費、入院代などいくらくらい掛かるのかを考えてみます。医療費の部分は健康保険の対象になりますので3割負担で済みます。高額医療費の制度もありますからその辺の心配はあまりいりません。
しかし保険が適用されない部分もあります。保険対象外の治療、ベッド代、食事代、入院に必要な日用品や交通費などは全額を自己負担しなければなりません。例えば医療費が100万円掛かる病気や怪我で30日間入院すると、おおよそ30万円程は自己負担になります。在職中の入院なら場合によっては収入も下がります。ですから病気や怪我に備えて常に30万円くらいは貯めておきたいところです。
住まいに掛かるお金
当たり前ですが独身であれば住まいに掛かるお金も自分で支払って行くことになります。賃貸住まいならこのまま住み続けるのか、もしくは途中で住み替えるのかを考える必要があります。賃貸物件は高齢者になると借りられなくなってしまう場合もあります。今の住まいで借り続けるとしたら家賃に必要な総額はいくら必要か計算しておきましょう。
マイホームを購入するなら住宅ローンの返済に固定資産税と維持費が掛かります。高齢になり体の自由がきかなくなればバリアフリーにするなどのリフォームも必要になります。一人暮らしが厳しくなれば高齢者向けの施設に入居する場合もあります。その際に掛かる費用も頭に入れると生涯に掛かる住まいの費用として3,000万円から5,000万円は必要だと言えます。
老後に掛かるお金
日本人女性の平均寿命は86歳と言われています。60歳で仕事を終えたとして、そこから26年生活をすることになりますから、その分の生活に必要なお金を考えなければ行けません。公的年金もありますが現在のように65歳から受け取れる保証はありません。老後の生活費用は毎月23万円程度必要と言われています。住居費を差し引いたとしても15万円くらいは必要になるでしょう。介護が必要になることもありますし、高齢になると病気にもかかりやすくなります、人生の最後にはお葬式もありますから生活費の他に300万円から500万円あると安心でしょう。